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今年は近場も含め日本の四季を大いに満喫した一年でした。
自然の中に身をおくと、清々しくそして自分自身に素直になれます。 こんな時間を大切にこれからも美しい日本探しに出かけたいと 思っています。 さて、今回上村松園さんの前期展示に引き続き、後期展示も拝見 する機会に恵まれ、京都へ行って参りました。 折角京都に行くのだったら、絵だけを観て帰るのはもったいない ので、久しぶりに銀閣寺の方まで足をのばすことにしました。 折角銀閣寺あたりまで行くんだったら、有名な「おめん」本店で 美味しいおうどんでもいただいて帰りたいなあと、食いしん坊の私は やっぱり食べることへの執着が強くて・・・・笑ってしまいます。 (炭水化物ダイエットはどこへ行った!?) まず、おうどんをいただく前におかず3種かご盛り(海老芋のカニあんかけ、 菊菜と京人参の白和え、キノコと青菜の貴酢ポンズ和え)を肴に 熱燗をいただきました。どれもこれもからだにやさしいお味で 美味しくいただきました。 こちらのおうどんは珍しいつけ麺うどん。おいしいお出汁に ごぼうやしょうがやねぎなどの新鮮お野菜と国産の金ごまを たっぷりと入れていただきます。 鯖寿司も名物で、一切れいただきました。美味しさに唸りました。 お腹もおさまり、いざ銀閣寺へ。 桜の哲学の道もいいですが、枯れ木の哲学の道はもっと好きかもしれません。 静かに時間が過ぎていくのを心穏やかに感じることができます。 修復工事が終わった銀閣寺の姿は美しかったです。 お庭では新年を迎える準備の一貫として新しい青竹でお庭の柵を やりかえてました。こんなシーンひとつとっても、季節の移ろいを感じます。 銀閣寺からまたバスに乗って、平安神宮前で降り、いよいよ本命の 上村松園さんの後期展示へ。 一番観たかった作品「焔」を自分の目でしっかり見てきました。 この絵は光源氏の愛人が正妻に嫉妬して生霊になった姿らしい。 松園自身もどうしてこんな壮絶な絵を描いたかわからないと言った とか・・・。黒髪を噛む口元やくもの巣の絵柄の着物が頭から離れない。 この怨念がこもった絵は松園自身が大失恋した後に描かれたものだと 知って、女の恐ろしさを感じてしまいました。 この後、以前から行きたかった「La Voiture(ラ・ヴァチュール)」で 美味しいりんごのタルトタタンと珈琲でお茶しました。 お店の雰囲気も良く、タルトタタンもお噂どおり美味しかったです。
by kaso-22
| 2010-12-08 13:27
| カルチャー
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